キーストーン・パートナース、会社設立15周年を迎えて

news

2024年5月20日

株式会社キーストーン・パートナース

各位

キーストーン・パートナース、会社設立15周年を迎えて

 株式会社キーストーン・パートナース(本社:東京都千代田区、代表取締役:堤智章、以下「KSP」)は、2024年5月20日に設立15周年を迎えました。これもひとえに、投資家や投資先の皆様はじめ、全ての関係者の多大なるご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 KSPが創業した2009年は、リーマン・ショックの影響により金融機関の貸出姿勢が厳しくなり、多くの中堅中小企業が必要な資金調達に苦労していました。こうした中、「既存の金融機関とは異なる基準や枠組みにより、潜在的な成長性を秘めた中堅中小企業を積極的に支援していくことで、日本経済の発展に貢献したい」との高い志と熱い想いを持つメンバーが結集し、事業を立ち上げました。当時はまだプライベート・デットという言葉も珍しかった時代であり時期尚早との声もありましたが、試行錯誤しながらも国内では初めてとなるデット・ファンドを設立し、その後投資家の皆様にもご賛同をいただきながら、これまで5本のファンドを運営することができました。

 現在は、コロナ過を経て日本経済の構造転換が進みつつあり、M&Aや組織再編による成長力強化、資本効率の改善、経営者の円滑な世代交代など、企業にとって重要な経営課題の解決が急務となっております。KSPが開拓してきたプライベート・デットの領域は、買収ファイナンス金額の大幅な増加や多様なプレーヤーの参画による市場形成への期待感の高まりを受け、市場規模が大きく広がっています。また、昨今の政策保有株式圧縮の動きや、事業承継を見据えた資本関係の整理に関しては、株主の課題解決ニーズが非常に強く、KSPがこれまで培ってきた資本政策に関する経験とノウハウを活かすことができる領域でもあります。このような投融資機会をいち早く捉えるべく、準備を進めてまいります。

 今後の15年間はこれまで以上に大きな変化が押し寄せてきます。この大きな変革の時代を第二の創業期と位置づけ、業界の前例や常識に捕らわれることなく、新たな市場機会へ積極的にチャレンジしていくことで、KSP自身も大きく進化していかねばならないとの想いを強くしております。これからも全てのステークホルダーの皆様の信頼と期待に応えられるよう、持続的な企業価値の向上を目指して全力で取り組んでまいります。今後も引き続き変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

代表取締役 堤 智章、小山 聡

一覧に戻る